2026年2月15日(日)今日は気温が20℃近くまで暖かくなるという天気予報。朝の8時半に東高円寺駅で仲間と集合し、杉並探訪に出かけたのでご紹介したい。まずは歩いたコースを下記の地図で見てほしい。善福寺川沿いを蛇行しつつ立ち寄った様々なポイントを紹介していきます。

蚕糸の森公園からスタート!
丸の内線の東高円寺駅を降りるとすぐに公園が現れる。


大きな公園で隣には小学校があり、小学校の校庭と公園とは壁もなく繋がっている。
蚕糸の近代的な工場がここにあったらしく発祥の地という看板があった。

また綺麗な池があり大きな鯉がたくさん泳いでいる。そして朝早くからこの公園に来てゆったり過ごしている方も見受けられる。まさに都心の中のオアシスといった感じだ。

やくよけ祖師 堀之内妙法寺へ参拝
公園を抜け環七を反対側に渡るとすぐに妙法寺がある。境内に入るとかなり大きな門扉があり、その先に大きな本堂がある。やくよけ寺としてはかなり有名とのことだが、私は初めて訪れた。

このお寺で有名なのが重要文化財にも指定されている鉄の扉だ。下記の看板を読むと「明治十一年に完成した鉄門」で英国人教師コンドル氏の設計で明治建築史上貴重な存在とのこと。昭和四十八年に重要文化財に指定された。



青色の獅子や赤い牡丹など綺麗な装飾がされていた。
杉並区立郷土博物館に立ち寄る

妙法寺を出てしばらく歩くと杉並区立郷土博物館にたどり着く。入場料は100円。館内には縄文時代や江戸時代の杉並区から掘り出された土器などが展示されている。旧石器時代~古墳時代、鎌倉時代から戦国時代にかけての杉並の人々のくらしが紹介されている。


博物館外の庭に出ると昔の古民家がある。中に入って座ってゆっくりすることが出来る。




午後帯だとこの台所や囲炉裏に火を灯し、昔の生活感を味わうことが出来るとのこと。
郷土博物館 杉並区大宮1-20-8 03-3317-0841 観覧料100円(中学生以下無料)
松ノ木遺跡へ

郷土博物館から和田堀公園の中を歩くとすぐに松ノ木遺跡の住居跡に遭遇する。縄文、弥生、古墳時代の集落跡が発見された区内でも最大級の遺跡で、古墳時代の住居跡が復元されている。ガラス窓の中をのぞくと当時の暮らしぶりを見る事が出来る。


尾崎熊野神社へ
松ノ木遺跡を出て善福寺川沿いを歩いていくと尾崎熊野神社にたどり着く。

熊野神社は鎌倉から移住した武士による創建と伝わっており、境内のクロマツは都内有数の巨樹だ。


田端神社へ
次に訪ねたのは田端神社。ここは室町期に土着した武士が勧請したという田端村の鎮守社で、社名は田の端にあったことに由来するそうだ。

ここは本殿まで長い参道があり、本殿近くの広場は長く伸びた樹々に囲まれていて神様がいるような感じがした。パワースポットのような雰囲気があったので、行ってみるといいことあるかもしれない。笑
荻外荘(てきがいそう)が今回のメインイベント
この散策のメインイベントが「荻外荘」見学だ。まずは庭側から見た建物。この右側には新しく出来た展示館&カフェがあった。

荻外荘は、東京帝国大学医学部教授にして大正天皇の侍医頭も務めた医学者・入澤達吉の別邸「楓荻荘」として建築家・伊東忠太の設計(築地本願寺の設計もした)により、昭和2年に建てられた。その後、昭和12年に政治家・近衛文麿に譲渡された。昭和戦前期の政治の転換点となる重要な会議が数多く行われた場所として平成28年(2016年)3月に国の史跡に指定された。

門扉の表札にはしっかりと「近衛」の文字がある。

建物の中に入ると客間があり、綺麗な装飾品やテーブル、椅子など忠実に当時を再現されている。

上記のような形で「荻窪会談」が行われていた。その様子がタブレットで見れるようになっている。(第二次近衛内閣組閣時の昭和15年7月19日にこの会談が行われた)


客間の壁にはカメや海老の装飾品が飾られていたり、そこから外を見ると大きな庭が広がっている。当時は2万坪の広大な土地であったらしい。
下記は中国風の意匠でまとめられた部屋で、床には龍の敷瓦があり、天井には龍が描かれた4枚の天井画が貼られている。また当時をそのまま再現したテーブルと椅子が置かれていてとても趣きがある。脚には梅と小鳥が埋め込まれている。


下記は書斎。昭和20年(1945年)12月16日早朝、近衛氏はこの部屋で自決した。東京裁判に呼び出された当日の朝と聞いた。その後も改変されることなく、自決時の姿を今もとどめている。



案内係の方に口頭で聞いたのが、この近衛氏が自決した部屋にそのまま吉田茂元首相は自宅として寝泊りしていたそうでかなりの強心臓の持ち主だったのではないかと話していた。

この昭和の初期に来客用の手洗いがすでに洋式だったこと、かつ下記にあるように蛇口が2つあり、お湯とお水が両方出るようになっていたことは驚きだ。

近衛文麿の居住期に使用されていた生活用具、漆芸、金工品、書画などが保存されてた蔵があり、そこには近衛氏が着用していた大礼服を見る事が出来る。


国指定史跡 荻外荘:近衛文麿旧邸
東京都杉並区荻窪2-43-36 03-6383-5711
ランチは荻窪駅近くのオーケストラにて
最初に載せた地図の通り東高円寺駅から荻窪駅まで散策するとだいたい1万5000歩から2万歩くらいになっているはずだ。ちょうど時間もお昼となりレストランでランチタイム。オーケストラというお店だ。(かなり混んでいたので要予約)

ランチプレートが税込み2640円。中央の3品をメニューから選ぶことが出来る。

仲間とわいわいしながら食べるランチは最高である。ちょうど足腰も疲れた時間帯でのランチビールも格別だ。私が頼んだのは↓こんなプレートに。左上のハヤシライスはお替わり自由だ。

今回は杉並区の善福寺川沿いを歩きながら歴史的建造物やお寺、神社をめぐる散策コース。とても知的好奇心に刺激をもらえる行程でした。最後まで見て頂きありがとうございました。以上です。
ORCHESTRA~オーケストラ~
杉並区荻窪5-29-10 2階 03-6383-6039


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