妻子が突然出て行った後のメンタルについて④

離婚関連

2018年1月末、仕事の後の接待会食を終えた後帰宅すると妻子が出て行っていた。もう6年以上前の事になるが、メンタルクリニック(会社の産業医)に通っていた時のメモが出てきたので残しておこうと思う。

2020年2月12日のカルテから

 最悪な事が起きている。
 3月上旬に不貞の件の判決が下される。事前の裁判官の心象開示によると「棄却」される可能性が高いというのだ。不貞の証拠もあるのに・・・全く世の中はよく分からない。
昨年の12月の知人宅のクリスマスパーティーに参加したところ、長男が居て、帰りにタクシーで送ってあげた。その翌日もランチに誘ったらたまたま嫁&次男が遠征に行ってるようでランチ、カラオケ、映画、買い物と長時間一緒に居る事が出来た。正月には子供たちに手紙とお年玉を送ったが返事はない。

2020年4月15日のカルテから

 不倫相手への慰謝料請求裁判は、地裁でなぜか「棄却=敗北」した。地裁の裁判官は30代くらいに見えて若かった。若い裁判官の判断はこうだ「不貞の証拠は確かにある。しかしそれは別居してから5か月後に見つかったものであり、別居した時点で夫婦は破綻していた訳だから、白ではないがグレーであるので、慰謝料請求は棄却する」という内容だった。「おい、おい、不貞がばれたので慌てて家を出たのに、勝手に破綻させるなよ」と思った。裁判官の論理もめちゃくちゃである。
 負けた自分の弁護士の勧めに従って高裁に控訴した。精神的には控訴しない方がいいと思ったが弁護士が勧める。今思えば勝たないと成功報酬がもらえないから勧める訳だ。控訴するにもまた着手金がかかる。勝とうが負けようが弁護士が儲かるように出来ている。
 世の中は完全にコロナ渦となり、テレワークとなった。一人暮らしの狭い部屋に単身で巣ごもりしている。もう7週間になる。在宅うつのような状態になっている。子供たちともこれで完全に会えない事を前提にしないと「病んでしまう」。レンドルミンという睡眠導入剤を飲んでから寝ている。

2020年7月8日のカルテから

不貞裁判の控訴審が9月14日なった。コロナで離婚や面会交流調停も延期や中止となっていて9月以降になるそうだ。長男はまた3月ころからラインが既読にならなくなった。新たに婚費の増額調停を起こされた。長男が15歳を超えたので大人換算となる。子供とは会えないが、毎月のお金は増やせというのだ。

2020年9月30日のカルテから

不貞裁判結果を控訴した結果、判決に行く前に裁判官から双方に和解勧告が出た。判決がすぐに出なかったということは私が逆転する可能性が出たということらしい。それとは別に離婚調停の方は折り合いがつかず不調となった。また面会交流調停に関しては裁判所が決める審判という形となった。なにやら一気に進んだ。これもコロナで裁判所が混雑しているせいらしい。不貞裁判で逆転判決が出れば私の勝訴となり、嫁は有責配偶者となる。有責配偶者からの離婚訴訟は起こせない。しかし裁判官から強く和解を求められている。一番メンタル的にストレスがないのは和解なのだが・・・悩むところ・・
友人の弁護士らに聞くと、裁判官が強く和解を勧めた場合は応じた方がいいという。二連敗は確かに避けたいところだ。しかし、和解を勧める裏返しは「判決で勝訴する可能性もある」ということだが悩むところ。

2020年11月25日のカルテから

 だんだん寒くなってきた。寒くなると出て行った1月を思い出すのか昨夜もあまり眠れなかった。子供たちとも全然会えてない。不貞訴訟の控訴審は結論から言うと和解勧告を飲んだ。私の方に先方が〇〇〇万円振り込む事となった。判決で勝利を勝ち取りたかったが、一審で負けているのだから和解に応じた方がいいと自分の弁護士に説得され、やむを得ず和解に応じた。(これが後で大きな失敗となるのだが)つまり、和解をしたということは「お金をもらって不倫は無かったこととする」という事と同義なので、嫁と奴が不倫していた事実はなくなり、嫁は有責配偶者とならない。後からそのことを知る事になり、自分の弁護士に強いクレームを入れたが後の祭りである。いづれにせよ、長きに渡った不貞裁判自体は終結したので、少しは気分が楽になった。
 増額婚費調停を起こされた審判結果は11月30日に自宅に郵送される。離婚調停は9月30日に不調となっているので現状としては単なる別居した夫婦状態。離婚ビジネスは引っ張るだけ引っ張って、可能な限り毟り取るのが定石らしい。面会交流の審判結果も12月23日に結論が出る。つづく

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