妻子が突然出て行った後のメンタルについて②

離婚関連

2018年1月末、仕事の後の接待会食を終えた後帰宅すると妻子が出て行っていた。もう6年以上前の事になるが、メンタルクリニック(会社の産業医)に通っていた時のメモが出てきたので残しておこうと思う。

2019年1月23日のカルテから

処方してもらった薬の成果で睡眠がしっかり取れるようになったのは良かった。手汗も改善してきた。ただ、睡眠導入剤を飲まないと朝の3時とか4時には起きてしまう。

昨年の12月28日に家庭裁判所のキッズルームにて4か月ぶりに子供たちと会うことが出来た。息子たちはものすごく警戒していたが、徐々に慣れてきた。長男とのラインのやり取りでは会いたい一心でぐいぐい行き過ぎてしまった事を詫びたり、室内にあった野球盤ゲームで一緒に遊んだり最後の方は楽しく笑いながら過ごす事が出来た。久しぶりにハグしたり抱っこしたりした。いい面会だったと思う。

土日に子供たちや家族と出かける事が無くなってしまったので、大学運動部の仲間たちとスポーツをして気晴らしすることにしている。

2019年2月27日のカルテから

家庭の方は何も変わらない。出て行ったままだ。
来月には婚姻費用と言われる3人分の生活費の額が決まるらしい。嫁は仕事を始めたようだが、収入等は提示しない。気に障るような事を私がしてしまったのか、長男とのラインもストップしてしまった。1月からの仕事上でのポジションも微妙な感じだ。また薬を処方してもらった。

2019年4月10日のカルテから

婚姻費用の裁判所裁定では「全面敗訴」状態だった。先方の言い値になり毎月の給料手取額の60%くらいの額になった。家や車のローンがある中で、自分の生活基盤を維持しつつ一緒に暮らしていない家族にも毎月支払うという地獄の日々が始まる。家裁の判定には納得がいかないので高等裁判所に控訴することにした。動悸が止まらなくなり、精神が安定する薬を処方してもらうことに。

婚姻費用は年収との比率で決まる。配偶者が働いている場合には金額が下がるが、専業主婦の場合は100対0でこちらに負担が来るようになっている。来年に査定が下がり年収がダウンしたらどうするんだとか色々な不安材料が出てきた。

2019年5月29日のカルテから

特に変わりはない。家裁で決まった婚姻費用に対して高裁へ控訴した結果が6月に出る。その金額結果によっては動揺すると思う。先方の弁護士が離婚専門のやり手で、私の方はかなり参っている。もう半年くらい子供と会えていない。日曜など外で家族連れを見るだけで胸が痛くなる。子供たちに降りかかった今回のトラブルや不幸は全て自分のせいなのではないかと思ってしまう。自分の弁護士からは子供たちに手紙を書いたらどうだとサジェスチョンされた。

不倫相手への慰謝料請求裁判も同時に進行させている。これはこれでかなりのストレスだ。

ゴールデンウイーク中は、家の片づけをして過ごした。家具を処分したり、ごみを何十袋にも詰めて処分した。離婚調停も同時に進行している中で、先方より「退職金」や「年金」にまで言及してきて衝撃を受けた。10年以上先の事まで今言ってくるとは・・・離婚弁護士は恐るべし

2019年6月26日のカルテより

6月に決めるはずの婚姻費用が7月5日に延びた。7月1日には離婚調停でまた家庭裁判所に行かないといけない。子供との定期的な面談が叶うまでは離婚には応じないつもりだ。精神的には少し楽にはなってきたが、もうかれこれ1年半くらい係争状態が続いている。仕事がそれほど前に比べて忙しくないのが救いである。

2019年7月24日のカルテより

面会交流調停では調停員より「子供たちが会いたくないと言っている」と言われた。本当にそう言っているのかも分からないし、嫁が単にマインドコントロールしているのかもしれない。嫁が不倫していたなんて言う訳ないのに会わせたら伝わってしまうと恐れているのかもしれない。

婚姻費用が高裁で決定した。家裁で提示された金額よりも5万弱低い額となった。ここ1年半で初めてこちらがゲインした形だ。一矢報いた気分。しかし通常の婚費に加えて私立の授業料が加算されているのでかなりの高額で着地した。なんとも理不尽な世の中だ。子供を会わせなくても罰則がないのに、毎月の婚費を払わないと裁判所は給与を差し押さえ出来るらしい。サラリーマンの場合は自営業と違って給与額を変動することが出来ない。会えない苦しみに加えて毎月の支払いに追われ、そこから逃れるために会社を辞めたり、自分で命を絶ってしまう方も少なくないという。私も何回か変な事を考える瞬間があった。でもその行為が子供たちを経済的に苦しめることになると思い留まった。つづく

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