最近流行りのSNS投資詐欺。どんな感じが実際にその通りにやってみた!①

投資 金融関連

最近、ホリエモンとか前澤さんがなりすまし投資詐欺で迷惑がかかっているとMeta社(Facebook)を訴えるとの話題で盛り上がっている。私も何回か投資詐欺にあっているので、今回はどんな感じになってゆくか追跡調査していこうと思う。

まずはFacebookの広告をクリックするところから始まる

Facebookの広告で以下のような広告が出ている。会社名は「村上財団」とある。少し前に話題にあがった村上ファンドからとったのであろう会社名だ。その村上財団とは全く関係のない書籍の写真。今回のなりすましはこの本の作者である「清原達郎さん」となる。この本は今本屋の店頭に平積みされていて売れている本なので、見た人もいるかもしれない。

この広告には「200名様限定、先着順になります」と書いてある。この本がもらえるのかと思って、クリックする人も多いだろう。私もこの本もらえるかなと思ってクリックした次第。

この広告を押すと「(偽の)清原達郎さん」のラインとつながるようになる。

FBの広告を押すと清原氏のラインに誘導される

まあ、この本の作者の清原さんがラインで私とつながる事自体、清原さんにメリットがないので、この事自体がまずおかしい。そこで私は名前を名乗ってやりとりすることにした。
「優良株情報です。東師左義です。」と名乗る。「東師左義」とは音読みすると「とうしさぎ」で「投資詐欺」ということだ。いつ気づくかと思って送ったが気づいてはいないようだ。しばらくこの名前でラインのやり取りを続けてみよう。

今度は清原さんから「田中先生」という人物を紹介される。「田中雅彦」という人物なのだが、何者だか分からない。更にこの田中先生とラインを繋げるように指示される。この時点でFBの広告→清原氏とライン交換→田中先生とのライン交換を指示。登場人物が増えてきた。

少しほっといたら、「田中先生」とラインで繋がるように催促が来た。とにかく色々な人物を登場させ、混乱させる目的なのではないかと思う。

さらには投資の勉強グループラインへの登録も案内される。田中先生だけではないのか!?

ライン交換をいくつかさせ、関係値を混乱させる作戦か!?

話を整理しよう。まず①Facebook上で書籍がもらえるような広告があり、クリックする ②書籍はもらえず書籍筆者のラインへと招待される。 ③筆者の清原さんとライン友達になると、今度は田中先生のラインに招待される ④次に勉強グループラインへの参加も招待される。この勉強グループラインのタイトルが下記にある通り「株式分析と戦略C6(67)」というグループで現在67名がいる。
 この時点でFacebookの村上財団の広告や清原達郎さん(おそらくなりすまし)から導入していったことすら忘れてしまう。ここがポイントで、ここからは「田中先生」と「勉強グループ 株式分析と戦略C6」のラインがメインとなっていくことになる。

上記は、「田中先生」の方のラインである。ここには「初めまして、田中雅彦です。」とあり、年齢や職業を聞いてきている。さあ、ここからどのようにして詐欺行為に出ていくのかを解説していこうと思う。詐欺がどのように行われ、どのように騙していくかをレポートし、詐欺撲滅の一助としたい。

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