クリプトワークスという投資会社からの電話には気を付けて! これ完全に詐欺です!

投資 金融関連

最近、「クリプトワークス福岡です」という電話がよくかかってくる。電話番号は、03-4400-9949という番号だ。どんな流れかを解説していこう。

まずは最近の株取引の調子を聞いてくる

最近の日米の金利が上がって来ると株価が下がる傾向にあるが、貴方の株の調子はどうですか?とヒアリングから入る。調子悪いですよというと「それではうちには優秀なアナリストがいるので、貴方の株式を調べますよ」と親切な感じで言ってくる。保有している株式と購入株価、株数などを伝え、その日は電話を切るが、翌週から電話がしょっちゅうかかってくることになる。こちらもこの電話番号はクリプトワークスだと分かりつつもたまたま出れない事が多かった。(まあ、先方からしつこくかかって来るケースはだいたいは詐欺なんだが・・)

保有株式の調査結果の電話と思いきや・・・

何回か電話を取れずに居たが、今日やっと電話に出てみた。いつものように「これから日本の株価は下がる一方になるかもしれない。実際今週の3日間はずっと下げ続けている。貴方の保有株式の調子はどうですか?」と不安を煽りつつ、しれっと聞いてくる。「いやいや、貴方に私の株式は教えていて、それの調査結果を逆に聞きたいんだけど」と逆質問を浴びせる。「貴方から聞いた5つの株のうち、4つはまだアナリストが調査中なのだが、1つの株はなかなか上がる事はないので売却した方がいい」という。「自己資本比率が低く、機関投資家も既に売却していて、この株はもう個人投資家しか残っていません」ともっともらしいことを言ってくる。さらに「今日はそんな損をしている分をすぐに取り戻す手段があるので紹介したい」と本題に入って来る。「デジタル証券は知っているか?」と切り込んできた。「何それ?暗号通過のこと?」などと会話していると「松本人志がCMやっていたビットフライヤーは知っているか?」と話題を変えてくる。とにかくこの福岡氏のトークは「色んな話題や単語をちりばめながら、貴方の損失を私が取り戻す方法を教えます」という流れである。松本人志とかビットフライヤー、ビットコインなどの客が知っているワードを言う事で、安心感や信用度を増そうとする戦略である。なかなかトーク上手だ。

海外の暗号通貨会社の口座を新規で開設します

私の方から「具体的にはどんなことをするの?」と質問すると、福岡氏は説明しだす。「まずMEXCというシンガポールの会社、もしくはビットバージ?というエストニアの会社に口座を開設します」「貴方なら10分もあれば開設出来るでしょう」「さらにGINCOと呼ばれているプライベートウォレット」を作って下さい。私が「ビットフライヤーの口座なら開設してある」というと、「なら簡単ですよ。ビットフライヤーからプライベートウォレットを使って、新しく作る海外の口座にお金を移し、そこで私たちが勧める暗号通貨を購入すれば、すぐに利益を得る事が出来ます」と。「よく分からない場合は、私どもが貴方とPCの画面共有をして操作を一緒にやりますので、ご安心ください。」という。ちょっと待てよ、全く聞いたこともない海外の会社に口座を作って、そこから資金を送って取引をする? 方法が分からなければ画面共有して指導する? なんだ? なんだ?

これって完全に詐欺コースじゃね?

この辺りで私は電話を切ろうと考えて、福岡氏に「もう一度、あなたの会社名、海外の口座開設会社名などを教えて」と聞いてから電話を切る事に。さあ、ググるぞ!とばかり「クリプトワークス 評判」「クリプトワークス 詐欺」などで検索すると、沢山の記事が出てくる。出てくるのが、全部詐欺で一色。なかなかここまで一色なのは珍しい。(笑)
記事を読んでみると、PCの画面共有がやばいらしい。画面共有をして客に教える振りをしつつ、IDや暗証番号などを読み取り、事後に入金した現金を抜き取ってしまうというのだ。恐ろしい限りだ。今日は体調が悪いので、また来週にでも電話してきてと頼んで電話を切ったが、来週以降も騙された振りをしてもう少し付き合うか悩むところだ。詐欺の手口をここで披露する意味でももう少し付き合ってもいいかもしれない。来週電話があってから考える事にしたい。


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