外貨交換、外貨送金で得する方法

不動産

このたびアメリカテキサス州の不動産を購入するにあたり、海外の銀行にドルを送金する必要がある。私の行った円ドル交換から、海外送金の方法をご紹介したい。

まずは住信SBI銀行に日本円を入金

口座を持っていない方はまず住信SBIネット銀行に口座を開設して欲しい。円→ドルに変換するにあたり最も手数料が低い銀行がこの銀行だ。
https://www.netbk.co.jp/contents/account-2/

住信SBIネット銀行の口座開設が終わったら、日本円を入金する。そのあと、外貨預金をするのであるが、通常のドル預金への預け入れの為替手数料がかなり安くなっている。https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/gaika/futsu/
上のリンクを見てもらえば分かるが、円→ドルへの交換する為の為替手数料は、片道で6銭しかかからない。通常の銀行だと片道で1円かかるところもある事を考えると圧倒的に安い。更に安いやり方があるので以下に紹介していきたい。

住信SBIの外貨積立がお薦め

外貨積立というのは、私たちが決めた金額、頻度で外貨を自動的に買い付けてくれるサービスだ。金額は500円以上であれば積立が可能で、例えば1000円を毎日買い付けたり、30000円を毎月買い付けたり出来る訳だ。これはドルコスト平均法という買い付け方で、毎日のように為替価格が変動していく中で、ある一定の単位(日、月)で買い付けていけば、長い目で見たときに平均価格で購入出来る方法だ。更に通常のドル預金への交換手数料が片道で6銭に対して、積立だと片道で3銭となる。半額の手数料になるのだ。この3銭は業界最安値のはずである。
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/gaika/tsumitate/kawase/
更に金利がつく。なんと年利0.5%である。日本の銀行(例えばみずほ銀行)の円預金の金利が0.001%なので500倍、みずほ銀行の外貨預金金利が同じドルで0.01%なので50倍の金利がつくのである。以下にみずほ銀行の金利を貼り付けておくので見て欲しいが、この差は驚きでしかない。
https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_interest.html

更に今なら為替手数料が無料!

住信SBIネット銀行では現在キャンペーンを行っており、外貨積立における為替手数料が無料となっている。2023年5月23日~スタートした「外貨積立応援プログラム」というサービスだ。
https://www.netbk.co.jp/contents/campaign/20230511_001641/?argument=h2rEemsk&dmai=W_gka_pr01_230511
この為替手数料が無料になるキャンペーンはいつ終了するか分からないので、ホームページをチェックして確認してもらいたい。私の場合も大きな金額をドルに換える必要があったので、どのようにしたかというと、200万を毎日ドルで積立るように設定した。1000万を一気に円からドルに両替するやり方もあるが、為替も変動しているので、200万を毎日5日間に分けてドルに変換するようにしたのだ。そこで止めたければ、積立停止のボタンを押すだけで翌日からの積立が停止されることになる。つまり、自分で設定した金額を毎日なり、毎月なり頻度を設定し積み立てる。自分の目的額まで円→ドルに変換したら停止ボタンをクリックすれば積立は終了するのだ。この期間、この金額に関する手数料はゼロ円なのだ。これは相当お得なプログラムだと思うので、ドル変換を必要とする方は是非とも利用して欲しいと思う。

アメリカへ外貨送金する!

アメリカの銀行にドルを送金するのは、実のところ人生で初めてかもしれない。しかも10万ドル以上の大きなお金だ。住信SBIネット銀行で円から変換したドルをアメリカに送金しようと思ったが、ここで一つ問題が。なんと住信SBIネット銀行から海外の銀行への送金は取り扱っていないのだ。ではどうするか!? アメリカの銀行に送金出来る日本の銀行に送金する必要があるのだ。「えーーー、まじかー」「面倒くさいじゃん!」と思ったが、為替手数料を無料で行う事が私の第一目的だったので、そこは仕方がない。たまたま昔から口座を持っていた三井住友プレスティア銀行(旧シティバンク)ならアメリカの銀行に送金出来ると分かったので、住信SBI→プレスティア銀行への送金を実行することにした。

口座番号を間違えて送金されず

住信SBIネット銀行→三井住友プレスティア銀行へドルを送金するには、まず住信SBIの自分のネット画面にて「外貨送金先口座の事前登録」をする必要がある。いきなりは送金出来ないのだ。登録して数日すると「登録終了」と連絡が来たので送金手続きをして、プレスティア銀行に着金するのを待つ事に。2日後くらいにプレスティア銀行から連絡がきて着金を確認しようと思っていたところ、「お客様が登録したプレスティアの口座ですが、円預金口座を指定されています。よって住信SBIネット銀行から送金されたドルは受け取ることが出来ません。」との連絡が来てしまった。「ああああああ!」やってしまった。完全なる私のケアレスミスだーー!送金先の口座番号は「円普通口座」ではなく「外貨マルチマネー口座番号」にしないといけなかったのだ。
住信SBIに連絡をし、再度「送金先の口座番号変更登録」をし、やり直す。口座番号を変更をしたものの、そこから4日くらい経過したが、どこからも連絡がなくなってしまう。10万ドル以上を送金して連絡がないのはかなり不安になった。プレスティア銀行に連絡すると「こちらは受け取り銀行なので着金をお待ちするしかありません」と回答される。住信SBIに連絡すると「住信SBIは外貨送金する場合には、必ずドイチェ銀行に送金します。ドルはドイチェ銀行に送金済であるし、ドイチェ銀行に口座番号変更の連絡はしているので待つしかありません」「時差もありますしね」と回答される。
「えーーー、俺の10万ドル、ドイツにあるのーーー、まじかーー、消えちゃってないのかー」と心の中で叫んでしまった。つまり住信SBI銀行→ドイチェ銀行→プレスティア銀行に送られるというのだ。

プレスティア銀行からウェルズファーゴ銀行へ送金

実はアメリカ不動産の決済日が数日後に控えており、オープンハウスから言われた送金日はすでに4日は過ぎている。オープンハウス側もこのようなトラブルを見越して余裕をもった日程で送金手続きをしているとは思うが、それしても焦ってきた。週末の金曜日にプレスティア銀行に着金しないとアメリカの決済に間に合わない。「まずいな、間に合わないかも、その前にドル消えてないかな!?」と思っていたところプレスティア銀行から「着金が確認されました」と電話があった。一安心だ。
三井住友プレスティア銀行の支店に直接伺って送金手続きをすることにした。ネットでも出来るらしいが、なんとなく実際に人に会って対面で会話しながら送金しないと不安だと思ったからだ。当然支店内には外国人の方が沢山居て、銀行員の方々と英語で会話している。当たり前のことだが、海外感満載である。書面への記入も英語なので担当者の方に色々と手伝ってもらいながら書面を完成させ、送金手続きを申し込んだ。プレスティア銀行→アメリカウェルズファーゴ銀行への送金手数料は7000円であった。次はアメリカの銀行およびアメリカの弁護士事務所からの着金連絡と決済連絡を待つのみとなったが、色々と勉強になった外貨為替交換と送金手続きであった。

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