青山から赤坂あたりを散歩するならおススメのコースを紹介します。

散策 散歩

東京青山の表参道駅に集合し、そこから赤坂方面に散策してみると意外な社寺や名所に出会える。今日は東京のど真ん中、若者の街と思っていたが意外と歴史情緒たっぷりの青山から赤坂のルートを紹介していきます。

まずは表参道LOEWE前に集合

朝の9時に表参道に集合したのはいつぶりだろう。というか初めてかも・・有名なブランドが入ったお洒落なビルが立ち並んでいる。なんともまぶしい。

そんなお洒落なビルのすぐ隣に小さな神社があった。あれ、この神社、前からここにあった? 最近は表参道に来ていなかったのでこの場所に神社があるとは気づかなかった。秋葉神社というらしい。今回の散策はこの秋葉神社からのスタートとなる。

善光寺別院が現れるが、こんな大きい寺ありました?w

表参道の交差点からこの秋葉神社の脇の通りを外苑前方面に歩いていくとすぐ左側にこの善光寺別院が現れる。長野にある善光寺の東京別院らしい。

夏の盆踊りの準備をしている様子。表参道のすぐ近所にここまで大きいお寺、かつ長野の善光寺の別院があるとは全く知りませんでした。

そのあと、表参道交差点に戻り、そこから西麻布方面へ歩いていく。根津美術館脇の坂を下っていく。昔は大きな武家屋敷だったらしく、脇の壁は江戸時代を思わせるような白い壁で長く続いている。

長谷寺 大観音を初めて見たが大きさにびっくり

根津美術館から西麻布に抜ける道を途中で右に曲がり、少し坂を上がったところに長谷寺がある。この辺りを昔から歩いたりしていたが、長谷寺があることを初めて知った。寺に入り右側の建物のドアを開けるとなんとびっくり、とても大きな木造の大観音が現れた。

聞いたところによるとこの仏像かなりの大迫力なのだが、1本の大きな太い木を削って造られたと聞いて更に驚いた。なんと高さ10mもあり木造としては国内最大級の観音像だ。
(日本芸術院会員 大内青圃の作品)

青山のすぐそばにある麻布大観音、一見の価値ありです。毎日朝6時から夕方5時まで観音堂は開いており、毎朝と毎月18日の14時からご祈祷をしているとのこと。

国立新美術館は旧陸軍第一師団歩兵第三連隊の兵舎跡地だった

長谷寺のあと青山墓地に入り、そこから少し歩いて新国立美術館の裏手から入っていく。裏門から入ったのは初めてだった。坂を上っていくと建物を横手に見ながら正面玄関にたどり着く。まずはこの綺麗なフォルムを見て頂きたい。おっとりするような曲線がデザインされているこの美術館は見る者の心を高揚させる。

この下の写真にある建物は、昭和3年1928年に旧陸軍第一師団歩兵第三連隊の兵舎として建設された。アールデコ調のデザインを取り入れた外壁など戦前の近代建築の中でも注目すべきものだったらしい。戦後、在日米軍に接収され、1962年昭和37年に東京大学生産技術研究所が移転し、意外同研究所が2001年に東京駒場に移転するまで使用されていた。

国立新美術館建設に伴い、建物は解体・撤去されることになったが、建築上の歴史的価値があるとして一部が保存され、内部改装の後、国立新美術別館として活用されている。

そして国立新美術館の中には無料で休憩できる場所があり、暑い日にはそこの椅子でゆっくり出来るのだが、その横に旧陸軍の兵舎の模型が置いてあり、昔の状況を確認することが出来る。

旧乃木邸と乃木神社

国立新美術館を出て、星条旗通りを六本木ミッドタウンの方へ歩き、更に千代田線の乃木坂駅の方へ向かうとそこには古いレンガ造りの壁に囲まれた旧乃木邸がある。港区の指定文化財となっている。

旧乃木邸の中には入れないのだが、毎年9月12日と13日は夫婦の命日に合わせて無料で一般公開している。興味のある方は9月に行かれるといい。

乃木邸を抜けると隣には乃木神社と乃木大将の記念館がある。記念館には乃木大将の肖像画や長男のサーベルなどが展示してあり、歴史の1ページを感じる事が出来る。

赤坂周辺には坂が沢山あるが、赤坂という坂はないらしい・・

乃木神社を出て左へ行くと赤坂方面となる。坂が付くだけあって稲荷坂、薬研坂、三分坂など大小色々な坂が待ち受けている。この下の写真の坂は「三分坂」と言って、あまりに急なため車賃を三分(約100円)の割り増しをもらうほどだったことから付けられた名前だそう。

勝海舟は赤坂が好きで、赤坂に居を構えていたらしい

勝海舟は赤坂で引っ越しつつ三か所で暮らしていたらしい。その中の一つがこの「ソフトタウン赤坂」というマンションがあるところのようだ。そして、もう一つの住んでいたとされるところには勝海舟と坂本龍馬の銅像が設置されている。赤坂には何度も行ったことがあるが、このような銅像があったことは知らなかった。

またこの銅像の裏手には港区の養老施設があり、その中の一階には勝海舟ゆかりの展示品が置かれている。勝海舟が使っていたかは定かではないが、住んでいた場所から掘り起こされたもののようだ。

氷川神社社殿を散策する

江戸幕府の第八代目将軍である徳川吉宗によって享保15年(1730年)に建てられた。境内の中にはお神輿が格納されている納屋を見る事が出来る。とても鮮やかな色彩である。

散策の最終地点は、日枝神社

江戸の守護神として山王宮を祀り、やがて天正18年(1590年)に徳川家康が「域内鎮守の社」「徳川歴朝の産神」として信奉した。

都心のど真ん中にあることがこの写真からも分かる。寺の周りにはタワービルが建っている。

まとめ

今回の散策は、青山から赤坂までと「青」から「赤」への旅であった。途中坂を上ったり下がったりして結構足腰にくるが良い運動になった。歩数にして15000歩くらい。大都心を歩きながら歴史や昔の趣きを感じる事の出来るルートだった。また違うルートを散策したらご紹介したい。以上。

写真は氷川神社の階段。

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