ダイヤモンドプリンセス号 いま話題のクルーズ旅行に行ってみた。パート④

旅行

  今年のGWに10泊11日のクルーズ旅行をしてきた率直の感想をここにお伝えしていこうと思う。旅行に行く前の不安から行った後の感想まで余すことなくお伝えしたい。

寄港地ではどんな過ごし方をするのか?

 パート③で船内での過ごし方を紹介したので、今回は寄港地での過ごし方を紹介したい。今回の旅における寄港地は「台湾の北 基隆」「台湾の南 高雄」「鹿児島」「沖縄」の4か所となる。
 寄港地での過ごし方には2パターンあって、一つは「オプショナルツアーに参加する」こと、もう一つは「自力で行動する」ことになる。外国人の方やお年寄りの方で自分で動くより楽に観光地まで連れて行って欲しい方はツアーに参加する方が得策である。今回のクルーズ船旅行で「無課金」で乗り切れるかというのも私のテーマの一つであったので、当然ツアーには申し込まない方を選択した。順を追って紹介していこう。

台湾の北に位置する基隆 から九分へ

 基隆の港に着くと台北の中心街に向かう人と「九分」や「十分」に向かう人に分かれる。私はあえて田舎方面の「ジブリの千と千尋の神隠し」の舞台となった九分に行ってみることにした。船を降りるとタクシーの運転手が「1500ドル」と声をかけてくる。今は円安で1ドル5円弱の計算なので、日本円で約7500円くらいである。しかし、その営業を振り切って船が離れていくと「1000ドル、800ドル、600ドル」と下がっていくのだ。そうこうしているうちに駅までたどり着いたので、バスでいくらで行けるかと聞くと「一人30ドル」というのだ、二人で60ドルなので、タクシーの1/10で行ける事が分かった。山道なのでタクシーもバスもそんなに時間は変わらないように思えた。山道をかなり登っていくと九分にたどり着く。

 とても綺麗なところだった。街並みを散策してしばらくすると「千と千尋」で有名になった街並みに遭遇する。その茶店がよく見える反対側の茶店に入り一休みした。

 帰りは1時間に1本くらいしかバスがないので、近くにいた乗船客に声をかけ割り勘にてタクシーで港まで戻ることにした。タクシー代は600ドルだったので、半分の300ドル、約1500円で帰ってこれた。港近くの夜市まで戻り、船のスタッフがお勧めする屋台番号31番に行くことにした。

 そこで食べたルーロー飯とスープが格別に美味かった。更に全部(ルーロー飯2つとスープ1つ)で500円というからびっくりの安さだった。このルーロー飯は是非とも食べて欲しい。

 食事の後は街並みを散策し、お寺などを参拝した後に「足裏マッサージ店」に行って、疲れを取ってもらった。金額は40分で2500円程度であった。ここも綺麗なお店だったのでお勧めしたい。

台湾の南に位置する高雄に初めて上陸

  高雄に寄港したものの事前の下調べをほとんどしなかったがとても綺麗な街並みであった。横浜と似たような都心感があった。とりあえず港にあるモノレールバスのような交通手段に乗って移動した。

 モノレールから電車に乗り換え数駅行くと「美麗島駅」という駅にたどり着く。この駅舎のコンコース天井には直径30mの光のドームが広がっていてイタリアの芸術家が4年かけて制作したそうだ。世界で最も美しい地下鉄駅ランキングで2位に選ばれたこともあるそうだ。

 街を散策していると「無印良品」や「ドン・キホーテ」があってお土産を購入したり、ふと立ち寄ったお店の「ちまき」がとても美味しかったりして知らない土地でも楽しめた。

 港の近くに戻ってくると高雄港大港橋という大きな橋が現れた。ちょうど15時を迎えた時だったので、この橋が一周回転を始めてびっくりする。台湾初の水平旋回橋で毎日15時と19時に旋回ショーを開催している。

 また近くには芸術特区があり、多くの美大とか芸術関連の学校が立ち並んでいた。お洒落なカフェとかレストラン、尖がったデザインの商品を販売するショップが立ち並んでいる街並みは未来都市のような雰囲気であった。

鹿児島港から知覧「特攻記念館」へ

 鹿児島の寄港地から最寄りの駅までは徒歩で30分かかる。なので港までレンタカーを手配するのが望ましい。どうやらオリックスレンタカーは港まで車を持ってくると聞いた。私はレンタカーの手配をしていなかった為(GWでは当日手配は無理)、タクシーで鹿児島中央駅まで向かった。朝早い到着のため駅周辺のお店を開店していない。このあたりの事前調査をしていく方が良かった。
 中央駅から市営バスにのり知覧の特攻記念館まで行く事にした。バスで1時間半程度かかるのと、バス代として片道1100円程度かかるが、新札のお金が一切使用出来ないので乗る前に旧札を用意しておかないといけない。5千円札や1万円札も使用不可なので注意して欲しい。
 特攻記念館には朝の10時30分くらいに到着したが、既に入場するための列が並んでいた。レンタカー組が早めに到着していたと思われる。

館内には特攻隊員の家族へ手紙や写真、記録フィルム、隊服や装備品が展示されている。特攻隊員の家族への手紙を読むと涙が自然とこみ上げてくる。ハンカチは必須となる。展示されているものは写真撮影NGであるが、ゼロ戦の実機と思われる展示物だけは撮影OKなので数枚掲載しておきたい。

 鹿児島の象徴の一つである桜島はとても雄大で綺麗であった。

つづきの寄港地沖縄編とまとめはパート⑤






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